犬と子供が仲良く暮らすにはどうしたらいいだろう?と悩んでいる方のために、3人の子供と犬と暮らす母である私がその方法について紹介します。
犬をお迎えしてから子供と相性が悪かったらどうしよう、と不安な方もいらっしゃるはず。
筆者である私も同じように迷い悩んだ時期がありました。
3人姉弟の一番末っ子が2歳になったときに豆柴ちゃんをお迎えしたのですが、たくさん試行錯誤してきた結果、今では犬と子供が仲良く暮らす、憧れの家庭を手に入れることができています!
この記事ではそんな筆者の体験談を参考に、犬と子供が仲良くする方法と、飼うときに注意すべきことについてまとめました。
犬と子供が仲良くする方法
犬のためにも、子供のためにも徐々に関係を築き上げていくことが大事です。
そのために必要な行動と手順を紹介していきますね。
ゲージorサークルを用意してあげる
犬をお迎えした日には、親も子供も目の前にいる可愛いワンちゃんの姿にキュンキュンしますし、これから長い年月を家族として一緒に過ごすことに嬉しさのあまり気持ちが昂りますよね。
しかし、その勢いのままにいきなり子供とご対面!は避けましょう。
ある程度大きいお子さんなら優しく触れる、ということに理解ができると思いますが、幼児の場合は加減がわからないもの。
ましてや、犬にとっては知らない場所に連れてこられ、急に大声をあげたり力加減のできない子供に触れられるのは恐怖心を植え付ける可能性があります。
まずはお迎えする前にゲージorサークルを用意しておき、犬にとって安心できる場所を作ってあげてください。
初日は犬が安心して過ごせるよう、少し子供には我慢してもらい、1週間ほどかけながら、ゲージやサークル越しに犬と子供の触れ合う機会を徐々につくっていってあげてください。
まずは親が犬と信頼関係を築く
犬と子供が仲良く過ごすために絶対必要な条件はこれです!
まずは親が犬と信頼関係を築き上げてください。
もし犬が子供に吠えたとき、唸ったとき、噛みつこうとしたときに、飼い主である親がしっかりと叱って犬がその行為をやめるという主従関係が出来上がっていないと、子供が怪我をする危険性があるからです。
子供と犬が仲良く暮らすキーマンは飼い主である親です。
そのキーマンであるあなたがまずは犬と仲良くなりましょう。
そして飼い主である親の子供は守るべき人なのだということを犬に示します。
もし犬が子供に吠えたり、唸ったり、噛みつこうとしたときに飼い主の言葉をきいて我慢ができたら、たくさん褒めてあげてくださいね。
子供が嫉妬の対象にならないよう、最初のうちは犬とたくさん遊ぶ時間を作ってあげるのも良い方法です。
もちろん、子供も同様です。
犬との接し方を日々教えていきましょう。
最初はしてはいけないことを教える、というよりは、犬に触れる際には「優しく撫でる」ということを教えてあげるといいですね。
そして犬と子供の距離は、飼い主である親と犬の信頼関係が築くまではゲージやサークル越しがベストです。
そして犬も子供も慣れてきたかな、というタイミングを見計らって、ゲージやサークルから出して触れ合わせてあげてください。
これも徐々に時間を延ばしていってあげるといいですよ。
とにかくまずは親が犬と信頼関係を築く!
そして少しずつ犬と子供の距離を縮めてあげてください。
子供にもお世話をさせる
犬と子供がお互いになれ始めたら、子供にも犬のお世話をさせてあげてください。
餌をあげる、お水をあげる、おやつをあげる、おもちゃで遊ぶ、なんでもいいです。
より一層距離を縮めるための機会をつくってあげてください。
我が家は一日に一回おやつやちゅーるをあげることが犬を飼い始めたころから子供の担当になっています。
何か一つ、子供に担当をつくり、習慣化させるのがいいですね。
犬も一日のサイクルを覚えるので、子供担当の習慣をひとつ作ると、子供が寄ってきても敵意がないこや、おやつの時間!おもちゃの時間!と、覚えてくれます。
これは我が家では犬と子供の距離がグッと縮まったきっかけでもあったので、「子供担当の習慣化」これはぜひおすすめです。
犬と子供と散歩に出掛ける
犬がリーダーウォークを覚えたら、子供も一緒に散歩に出掛けましょう。
リーダーウォークとは、犬が飼い主につかず離れずの距離間で足元に寄り添って歩くことです。
これができるようになったら、子供も一緒に散歩へ出ても大丈夫です。
我が家の場合は一日に2回散歩へ出掛けるのですが、夕方のお散歩は3人の子供と一緒に犬の散歩へ出掛けるのが日課です。
大変ではあるのですが、交通量の少ない道や自然の多い道を散歩コースにすることで、犬も子供も一緒に散歩を楽しんでくれます。
お花を摘んで、犬の頭に乗せてみたりして、可愛いね~と笑う子供、何乗せたの?とちょっと困り気味の愛犬。
そんな犬と子供の可愛さも見られますし、小さな積み重ねで犬と子供の距離はどんどん縮まっていきます。
子供にリードをもたせてみるのもいいですよ。
もし犬が引っ張ったときに怪我や事故に繋がったらいけないので、子供にリードを持たせるときはダブルリードにしてください。
ダブルリードとは、その名の通り、リードを2つ付けることです。
ひとつは子供、もうひとつは親がもつと、もしものときに対処できます。
リーダーウォークができるようになっているころには親と犬の信頼関係もほぼ出来上がっているはずです。
そこまでの関係が出来上がったらぜひ、犬も子供も楽しく散歩できるような散歩コースと、ダブルリード、この二つを用意して犬と子供との散歩に挑戦してみましょう。
ここまでクリアできたらきっと犬も子供も仲良く過ごせるようになっているのではないでしょうか。
飼うときに注意すべきこと
これまで犬を飼い始めてからの仲良くする方法についてお話ししました。
しかし、もしあなたがまだ犬を飼うに至っていないのであれば、ぜひ参考にしてほしいことがあります。
それは、犬をお迎えする前に、子供と一緒に犬に会いに行ってください。
運命の出会いだ!とその場で飼う決断をしたり、子供にサプライズで犬をプレゼント!!も素敵だなと思います。
しかし、もし犬と子供が仲良くなれなかったらどうしますか?
そんな「もしも」を考えて、必ずお迎えする前に子供と一緒に犬に会いに行き、最低でも一度は犬と子供を触れ合わせてみてください。
そのときの犬の子供への反応、子供の犬への反応を確認してほしいです。
我が家の参考例
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(我が家の豆柴と子供がプールで遊んだときの写真)
我が家の豆柴ちゃんはペットショップに売れ残っていた8ヶ月のわんちゃんでした。
私も主人も動物大好きで、飼うつもりは全然なかったのですが、癒しを求めてふらっとペットショップに立ち寄ると、完全に一目惚れしてしまったんです(笑)
触らせてもらうととにかく元気いっぱいの人懐っこいわんちゃん。
飼おう!と主人に言われるも、うちには3人の子供がおり、一番下はまだ2歳。
考えた末、この日を除いて2回、子供たちを連れて私たちはわんちゃんに会いに行きました。
大人の私たちには元気いっぱいの可愛い姿を見せてくれましたが、子供に対してはどんな反応をするだろうか、と不安に思ったからです。
しかし、子供たちへの拒絶するような反応は見られませんでした。
念には念を、でもう一度子供と会いに行きましたが、そのときも嬉しそうに子供たちを迎えてくれた豆柴ちゃん。
多少の甘噛み癖はあったものの、加減を分かっている様子。
家族全員の一致で家族に迎え入れました。
こういった経緯から、お迎えしたあとに親が苦労しないためにも、1.2度はお迎えする前に子供たちと一緒に触れ合う機会を作ってあげるのがおすすめです。
まとめ
犬と子供が仲良くする方法と、飼うときの注意点について我が家の経験談をもとにお話しさせていただきました。
まとめると、少しづつ犬と子供の距離を縮めていくこと、接する機会は徐々に増やすこと、これを成功させるには飼い主である親がキーマン!です。
そして飼う際には必ず子供と一緒に犬に会いに行ってくださいね。
あなたの家庭でも犬と子供が楽しく暮らす姿が日常になれるよう、この記事を参考にしてみてくださいね。